過去には、コルクグリップのロッドが数多くありましたが、近年は、コルクの価格の高騰などの理由で減りつつあります。
人気のアジングロッドでも、EVA グリップが主流ですが、コルクグリップも数少ないですがラインナップされています。
数は減りつつありますが、コルクグリップには独特の存在感と雰囲気があり、魅力的です。
コルクグリップの特徴や、アジングでのおすすめモデルなどを紹介しますので、参考にしてみてください。
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コルクグリップのアジングロッドを使うメリット
重量が軽い
アジングロッドは、軽量なジグやルアーを操作しやすいように軽量に造られています。
EVAグリップよりも軽量なコルクグリップは、軽量なアジングロッドとの相性が良く、ロッド全体をより軽量にできます。
軽量なコルクグリップのアジングロッドは、操作性や感度が良くなり、より繊細な釣りが可能です。
濡れても滑りにくい
アジングをしていると、時合いでアジが入れ食いになったり、雨に降られた場合にグリップが濡れます。
EVAグリップは、水分を吸収するので、滑りやすくなりまが、コルクグリップは水分を吸収しないので、滑りにくいです。
グリップが滑らなければ、キャスト時にロッドごと投げてしまうトラブルや、操作しにくいということが避けられます。
見た目に高級感がある
コルクグリップは天然素材で、ひとつひとつ表情が違い、人工的に造られたEVAグリップでは真似ができない美しさがあります。
極めの細かい美しいコルクグリップは、高級ロッドとの相性が良く、高級感抜群です。
アジングロッドでもコルクグリップのロッドは、ワンランク上の高級感を味わえ、所有欲を満たせます。
コルクグリップのアジングロッドを使うデメリット
価格が高い
コルクは天然素材の為、生産途中で傷があったり、虫食い穴があると不良品となり使えません。
資源不足を含め生産性の悪さが、コルクグリップのロッドの価格高騰に繋がっています。
近年では、グレードの低いコルクが使われた比較的価格が安いコルクグリップのロッドもありますが、基本的には価格は高いです。
黒ずんだり目抜けする
コルクグリップは、長年使用したり洗浄を繰り返したりすると、コルクが部分的に抜け落ちる目抜けや黒ずみが発生します。
目抜けや黒ずみは、コルクパテで補修ができ、綺麗なコルクグリップに戻すことが可能です。
ただ、目抜けや黒ずみは、よい風合いとなりますので、そのままでも長年使ったロッドの味を楽しめます。
コルクグリップのアジングロッドの選び方
グリップの太さ
コルクグリップは、手に馴染みやすい素材ですが、EVA グリップと違い弾力性がほぼありませんので、太さにより握りにくい場合があります。
自分の手の大きさに合うような太さのグリップを選ばないと、違和感を覚えロッド操作に影響します。
コルクを削り太さを調整する方もいますが、ある程度の技術が必要です。
理想は、店頭で実際にロッドを持ち、手の大きさに合うロッドを選ぶのがよいでしょう。
重量バランス
コルクグリップは、重量が軽く軽量なアジングロッドとの相性がよいですが、グリップ側とティップ側の重量バランスに注意が必要です。
多くのロッドは、重量バランスを考えられていますが、価格の安いロッドの中にはバランスの悪いロッドがあります。
ティップ側が重いバランスの悪いロッドだと、ロッドを持った時に先重りになり、操作や疲労に影響します。
コルクの質
コルクグリップは、ロッドの価格が高ければ高いほど質がよくなり、極めの細かい美しい見た目になります。
価格の安いロッドは、コルクの質も落ちますので、目の荒い見た目もそれなりのコルクグリップです。
耐久性にも違いがあり、質の高いコルクグリップは、黒ずみや目抜けになりにくい特徴があります。
どこで妥協するかは、予算などと相談しながら判断するとよいでしょう。
コルクグリップのアジングロッドおすすめ10選
レジットデザインスクアド(SKS-ST64UL-AJING)
レジットデザインからリリースされています、ボートアジング用のロッドです。
ボートアジング用ではありますが、軽いジグ単などが非常に扱いやすいロッドなので、ショアからのアジングでも十分に使えます。
繊細な釣りを得意とするロッドなので、小物専用になりますが、本格的にアジングを楽しみたい方におすすめです。
ブリーデングラマーGRF トレバリズム ヨギ( 510CS-tip)
ブリーデンからリリースされています、しなやかな調子でありながら感度がよいロッドです。
ブリーデンのロッドは、ソルトライトゲームのアングラーから、非常に人気が高いです。
アジの繊細なアタリも敏感に捕らえ、素早くフッキングに持ち込めます。
繊細な釣りを得意としながら、バットパワーがありますので、不意の大物にも対応可能です。
アブガルシアズームサファリ(ZMSS-505L)
アブガルシアからリリースされています、アジングも可能な汎用性の高いパックロッドです。
ロッドは5ピースで仕舞い寸法が35.6センチなので、ランガンなどの持ち運びに非常に便利です。
デザインも親しみやすく、価格も控え目なので、ファミリーフィッシングや、幅広い魚種を狙えるロッドが欲しい方向けになります。
シマノワールドシャウラ テクニカルエディション(S62L-2/MD)
シマノからリリースされています、エリアトラウトをメインに考えて造られたロッドです。
本来はエリアトラウト用ですが、アジングとの相性も非常によいロッドです。
特に軽量のジグ単など、繊細な釣りを得意としています。
グリップにフルカーボンモノコックボディが採用され、更に軽量化されていますので、感度が抜群によいです。
ダイワB.B.B.(6106TLFS)
ダイワからリリースされています、テレスコピックタイプの万能コンパクトロッドです。
万能なのでアジングは勿論、さまざまな魚種を狙え、ソルトライトゲームに適しています。
コンパクトロッドですが、バットからティップまで美しいテーパーデザインなので、コンパクトロッドとは思えないロッドアクションです。
ゴールデンミーンアリア(ARS-48S)
ゴールデンミーンからリリースされています、1万円台で購入できるコスパのよいアジングロッドです。
低価格ながら造りは本格的で、ロングソリッドティップを採用していますので、しなやかに曲がり、アジの食い込みも抜群です。
さらにワンピースロッドなので、自然な曲がり込みと使用感を楽しめます。
ただ、携帯性という面では不利です。
ゴールデンミーンパックマン(PMS-610L)
ゴールデンミーンからリリースされています、ソルトライトゲーム用のコンパクトロッドです。
ソルトライトゲーム用なので、アジングとの相性も非常によいです。
ロッドの性能は、価格に見合ったごく普通の性能ですが、コルクグリップに特徴があります。
近年では珍しいストレートグリップで、オールドロッドの雰囲気を味わえます。
ホッツAZUSA 66SL
ホッツからリリースされています、ソルトライトゲーム用のロッドです。
キャスト性能に優れたロッドなので、軽量なジグ単でも飛距離が出ます。
アジング専用ロッドに比べ感度は若干劣りますが、十分な性能です。
特筆すべき点がバットパワーで、シーバスやクロダイなど、不意の大物にも余裕で対応できるパワーを持ち合わせています。
フエルコMG600R-5S
フエルコからリリースされています、高感度に特化したアジング用のパックロッドです。
小さなアタリでも敏感に反応する高感度のロッドで、アジを専門に狙えるように造られています。
軽量のジグ単のキャスト性能にも優れ、繊細なアジングをストレスなく楽しめます。
パックロッドなので、ランガンなどの持ち運びに非常に便利です。
ツララグリッサンド56
ツララからリリースされています、汎用性の高いライトゲーム用のロッドです。
マングローブや珊瑚礁などの根魚を釣るために造られたロッドですが、ティップ部はしなやかに曲がりアジングに最適です。
ベリーからバットにかけてパワーがありますので、比較的大型の魚でも対応できます。
ロッド1本で、幅広い魚種を釣りたい方向けです。
まとめ
使い込むと独特の味と雰囲気が出るコルクグリップのロッドは、愛着が湧き、メンテナンスすれば長く使えます。
コルクグリップのアジングロッドを探している方は、今回の記事を参考にして選び出してください。